息切れがする、息苦しくなる、手足がむくむ。そんな自覚症状があるかたは、心不全が疑われます。循環器専門医の診察を受けてください。
心不全とは
心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、身体各部の機能を維持するために必要な量の血液を、心臓が送り出すことができなくなった状態です。
心筋梗塞、心筋症、弁膜症などの心臓疾患や高血圧が心不全の原因となり得ます。
また、心臓以外に腎臓、肺、内分泌なども心不全に大きく関係しています。
心不全の診療
症状・身体所見
呼吸が苦しい
心不全を起こすと息切れがしたり、息苦しくなったりします。
時には「ゼーゼー」という喘鳴が出現する場合があります。
むくみが出る
心不全を起こすと手足がむくんだりします。
検査
心臓と肺を診る
心不全が疑われた場合、胸部X線撮影と12誘導心電図の記録をおこないます。
心不全を起こすと、胸部X線写真にて心臓の拡大や肺の変化が認められます。
また、12誘導心電図を記録することにより、心不全の原因となっている心臓疾患を発見する手がかりを得ることができます。
さらに詳しく心臓を診る
心エコー検査をおこなうことにより、心臓がどの程度機能しているのか、心不全の原因となっている心臓疾患は何かを明確にします。
検査についての詳しい情報は、循環器検査をご覧ください。
治療
心不全は、症状が比較的、安定している慢性心不全と、心臓の機能が急激に悪化し、ひどい呼吸困難などの症状が出現している急性心不全にわけられます。
慢性心不全
心不全治療薬には、様々なものがあります。急性増悪することを予防すると同時に、少しでも快適な生活が送れますように、原因となっている心臓疾患、重症度に応じて上手く薬を組み合わせていきます。
名古屋循環器科・内科でおこなえます。
急性心不全
大病院の集中治療室での管理・加療が必要です。